広大地の現況測量はすべきかどうか


広大地の適用を検討するような広い土地は、東京でも都下だと縄延びがかなりの確率で見受けられます。

東京近県、埼玉、千葉、神奈川あたりですと、区画整理されているエリア以外はほとんどの土地が登記簿面積より現況の面積の方が大きい、つまり縄延びが生じているといえます。

公図も旧土地台帳図が多いため、面積どころか形状もかなり現況とは異なっています。


明らかに広大地に該当する土地以外は、開発想定図、土地利用計画図を作成して申告書に添付する方が安心ですから、現況測量を行なってそれら図面を作ることをお勧めします。

また、広大地の適用が難しくても、なんとか評価単位を分けて不整形地を作り出して評価したいところです。


こういう場合、縄延びが生じていると思われる土地で、図面が公図しかない場合は、現況測量を行なうことをお勧めします。

縄延びのある土地の現況測量をすれば、評価数量が増えるので、単純に評価してしまうと評価額が上がります。

しかしそれを打ち消し更に減額できるメリットのある場合が多いです。
(減額するといっても時価からみて適正に評価するだけですが・・・)


現況測量は確定測量と違って費用も5~10万円程度からできますし、、5,000㎡位でも30~50万円程度からと、評価額の減額メリットは大きいので、十分費用対効果を説明の上、行なうようにしましょう。

現況測量をした方がよいかどうか迷ったらこちらをご活用下さい。

広大地判定の無料診断

このブログ記事について

このページは、skamakuraが2010年5月23日 11:26に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「「介在山林」を広大地ではなく「純山林」として評価するには ~その1~」です。

次のブログ記事は「なぜ広い土地は減価できるのか ~広大地補正率がある理由~」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。